プロジェクト
RPGXP では、作成するゲームをプロジェクトという単位で管理します。プロジェクトを作成すると、ハードディスク内にフォルダが作成され、その中に各種のデータがファイルとして保存されます。
新しくゲームを作成するには、メインメニューの [プロジェクト] から [プロジェクトの新規作成] を選択します。ダイアログボックスが表示されますので、画面の指示にしたがってフォルダ名とタイトルを入力して [OK] ボタンを押すと、指定内容に基づいて新しいプロジェクトが作成されます。
作成されたフォルダ内にある Game.rxproj というファイルがプロジェクトを代表するファイルです。以後、このファイルをダブルクリックすると、そのプロジェクトを直接開くことができるようになります。編集中のプロジェクトへのショートカットを、デスクトップなどに作っておくと良いでしょう。
作成したプロジェクトのタイトル (ゲーム名) を後から変更するには、そのプロジェクトを開いた状態で、メインメニューの [ゲーム] から [タイトルの変更] を選択します。ダイアログボックスが表示されますので、新しいタイトルを入力して [OK] ボタンを押すと、タイトルを変更することができます。
プロジェクトの削除やフォルダ名の変更は、RPGXP のアプリケーション上の機能としては用意されていません。削除や名前変更をしたい場合は、Windows で該当するフォルダを表示し、直接操作を行ってください。
なお、プロジェクトのフォルダをそのままコピーすることで、ゲーム全体の複製を作ることができます。操作ミスや予期せぬトラブルによるデータ消失のリスクを減らすため、作成中のゲームは定期的にバックアップを取ることをお勧めします。
完成したゲームのデータを Web などで配布するには、メインメニューの [プロジェクト] から [ゲームデータの圧縮] を選択します。圧縮が終了すると、指定したフォルダに自己解凍ファイルが作成されますので、そのファイルを公開するだけで OK です。
ゲームを配布する際には、RPGXP の本体を持っていないユーザー向けに、RGSS-RTP のインストールが別途必要である旨を記載しておきましょう (RTP を必要としないゲームを作成する方法もありますが、お勧めしません) 。 RGSS-RTP
は以下の URL からダウンロード可能です。
デジタルファミ通ホームページ
http://www.enterbrain.co.jp/digifami/
ゲームの内容を他人にツクールで見られたくない場合には、圧縮を行う際に「暗号化アーカイブ」の作成を指示することができます。暗号化アーカイブを作成すると通常より容量が大きくなりますので、どちらでも構わないという場合は使用しないほうが良いでしょう。
[ゲームデータの圧縮] 機能を使わず、ゲームフォルダを別のソフトでまるごと圧縮して配布しても特に問題はありませんが、その場合はテストプレイのセーブデータを含めてしまわないように注意してください。